ないものねだり

僕は今読んでる本もそうだが、今までの人生で巡り会えるはずの知識だけど自分にはない知識を持っている人を見ると羨望してしまう。なんでちゃんと勉強しなかったんだろうって、食指を伸ばさなかったんだろうって思う。

例えば日文を専攻してた俳優の本を読んでて博識で、その広い知見の中から僕みたいな人間にも面白く思わせる話を混ぜてくる(正岡子規中原中也なんかの)。冗談も品があって言葉が本当に綺麗だなって思う。

日本の文人なんかは学校に通ってた時どれほどの読む機会を見逃しただろうか。長いこと学んだ英語がどれだけ実用できるか。

まぁ僕もその分ベースやったり仏教を齧ってたり、人より知ってることってたくさんあるはずなんですよ。生きてる時間何に興味をもって学んだかって人それぞれだから、知ってることも活用の仕方もそれぞれだしそもそも知識なんて活用しないままのものもたくさんある。

まぁそれでいいって分かっちゃいるんだけど、羨んだり劣等感を抱いたりしちゃうんだよなぁ。人間だもの。みつお